「スクータータイプのバイクってどんな特徴があるの?」
バイク初心者からすると、数多くあるバイクの種類の中でスクータータイプのバイクの特徴はどんなのがあるかは気になるところ。
そこでこの記事では、利便性最強のバイクのスクータータイプの特徴について解説します!
こんにちは、せせりと申します。
これまで所有したバイクは4台で、レンタルで乗ったバイクなどを含めると小型大型10台ほどの様々なジャンルのバイクに乗ってきました。
そんな僕がスクータータイプの特徴についてご紹介していきます!
▼バイクのジャンルを9種類に分類してそれぞれの特徴について解説した記事を書いています。
他のジャンルのバイクの特徴も知りたい方はぜひこちらの記事も見てみてください。

いろんなスクータータイプを見てみよう
スクーターというと原付を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
実はスクーターは50ccの原付だけでなく、125ccや250ccの軽排気量や400cc以上の大型のスクーターも存在します。
まずはいろんなスクーターと呼ばれるバイクについて見てみましょう!

こちらはタクトというバイクで、町でもよく見かける50ccの原付です。
スクーターと言われると思い浮かべるのはこのような形のバイクではないでしょうか?

こちらはフォルツァという250ccのスクータータイプのバイクです。
実はスクーターにも250ccの排気量のものがあり、かなり高機能で大きいため、スクーター=原付と思っている人には「こんなスクーターもあるの!?」と驚いたのではないでしょうか。
このあたりのクラスのスクーターは単に積載量や利便性だけでなく、ツーリングも楽しめるような機能も充実しています。

そしてこちらはCエボリューションというBMWのEVバイクです。
EVなのでエンジンではなく、排気量という概念ではないですが、パワー的には大型の出力に相当するバイクです。
スクーターもどんどん進化しているのですね。
スクータータイプの特徴
原付のイメージの強いスクーターですが、やはり特徴は積載・収納性のよさやクラッチ操作なしの簡単操作による気軽さによる利便性の良さです。
完全に主観なのですが、ネイキッドバイクに対する私のイメージは以下のようになります。

それぞれの特性について詳しく見ていきましょう!
操作性
スクーターはキビキビとした走りは得意としておらず、ゆったりとした走りに向いています。
感覚としてはクルーザーに近い感じでしょうか。
直進性は高いですが、バイクをバンクさせて曲がる(バイクを横に倒しながら曲がる)場合、構造上バンク角を深くできないのでスポーツタイプやネイキッドなどに比べるとコーナリングをスイスイ走るという感じではないです。
とはいうものの他のバイクと比べて、の話ですのでスクーターでも峠を走るのは楽しいです。
またスクーターだけのレースがあるくらい、スクーターの走りは奥が深いところもあります。
安定性
安定とはまっすぐ走っているときにフラつかないか、ということなのです。
バイクが重ければその分風などに煽られてもどっしりフラつかないので、重いバイクのほうが安定性では有利ですね。
また重心が低いと安定性も高くなります。
格闘技や球技などどんなスポーツでも重心を低く構えて安定性をあげたりするかと思いますが、バイクも車も同じで重心が低い方が安定します。
スクーターは重心が低く、ホイールベース(前輪と後輪の距離)が長く安定性は高いです。
積載性
スクーターはシート下に収納スペースやハンドル下前面部にペットボトルなどが入る収納ケースなどが用意されていたりと収納・積載性は非常に高いです。
![原付バイク界に革命を起こした”シート下スペース”の登場! なのに第一号モデルは短命だった?|MotorFan Bikes[モータファンバイクス]](https://motor-fan.jp/images/articles/10009603/big_1334600_201905161442210000001.jpg)

それだけではなく、シート自体が非常に大きく、後ろ側に積載するスペースも十分あります。
シート後ろに荷物をそのもも載せることも、専用のボックスをつけることもでき、非常に多くの荷物を運ぶことができます。
長距離性
長距離を快適に走れるか、ということです。
スクーターのシートは非常に快適で長時間乗っていても疲れない作りとなっています。
また乗車姿勢もゆったりしており、長距離性は高いものとなっています。
またスクーターはクラッチ操作が不要で、スロットルを開けるだけで操作ができるため、長時間乗っても手が疲れないところも長距離性が良いといえる要員です。
(長時間乗るとクラッチ操作で左手が結構疲れるんですよね。。)
利便性
買い物や通勤、通学の普段使いとして扱いやすいか、ということです。
スクーターは素の状態で積載性が優れており、また燃費もよく静かで快適、大型スクーターでなければ取り回しもよく、重心の低さからくる安定性と足つき性の良さと扱いやすさに非常にたけています。
それゆえ普段使いの利便性は最強です。
ただ排気量によって取り回しやすさや小回り性が変わってきます。
取り回しの良さを重視して利便性最強のバイクを選ぶのであれば125ccのスクーターがベストだと思います。
125ccスクーターは軽いので取り回し・小回り性が非常によく、シート下のボックスのスペースも30Lほどの容量があるので食料品の買い物にも使え、燃費も40〜50km/Lと非常によく、さらに車検などがかからず維持費が非常に安いです。
それだけではなく、50ccの原付とは違い2段階右折の縛りはなく、制限速度も普通車と同じ速度で走れるため利便性は最強です。
通勤・通学だけでなく、普段の買い物にもバイクを使いたいけどできるだけ安く抑えたい人にはもってこいなバイクが125ccのスクーターです。
オフロード性
土や砂利などの不整地でも走りやすいか、ということです。
よくある砂利の駐車場のように、比較的平坦なオフロードであればなんの問題もなく走ることはできます。
ただやっぱり林道のような少し険しいオフロードになるとサスペンションや地面からエンジンの腹部分までの高さ(最低地上高といいます)が低い、タイヤがオンロードタイヤ、などなどオフロードを走るにはしんどい要素が多くなっています。
基本敵にオフロードバイク以外はオフロードは苦手ですね。
スクーターは車体下部と地面の距離(最低地上高)が非常に狭いため、オフロードのような未舗装路を走るには不向きなバイクです。(すぐに下をすってしまったり、段差で引っ掛かって乗り越えられなかったりするため)
しかしただの砂利道のようなフラットなダート路面であれば、スクーターは足つきが良いので滑っても足をついてリカバリーしやすいので逆に走りやすかったりします。
まとめ
以上がスクータータイプの特徴でした。
スクータータイプのポイントをまとめました。
- シート下のボックスや前面部の収納スペースなど、積載・収納性最強
- 通勤・通学、普段の買い物を快適にこなせる利便性
- ゆったりな姿勢と柔らかなシートによる長距離走行の快適性
とにかく使い勝手が良いので、ツーリングだけでなく普段の買い物にもバイクを使いたい人には非常におすすめなタイプのバイクです。
特に125ccスクーターは利便性と経済性の両面で最強ですので、セカンドバイクとして所有する人も多いです。
学生の方で「バイク興味あるけど、買い物にも使いたいしお金もそんなにかけたくないしな〜」と言う方はまず125ccのスクーターからバイクの世界に入門するのもいいと思います。
私自身一番始めはシグナスX-SRというヤマハの125ccのスクーターから入り、その後もっとバイクでツーリングを楽しみたい!と思ってYZF-R25という250ccのバイクを買いました。(その時2台持ちで普段用とツーリング用と言う感じで使い分けていました)
この記事がバイクに興味を持った人や乗り始めの初心者の方の参考となればうれしいです!
ではまた〜

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